トラディショナル方式を工程ごとに

このレッスンでは、シャンパーニュ1本をティラージュから打栓まで追いかけ、各工程でワインに何が起こるかを説明できるようになります。

  1. 01

    ティラージュ:糖と酵母を加える

    完成したブレンドであるキュヴェは、ワイン、糖、酵母を混ぜたリキュール・ド・ティラージュとともに瓶詰めされます。1,2シャンパーニュでは、これによりワイン1リットルあたり24 gの糖が加わります。2瓶は王冠で閉じられ、その中には後で酵母を集める小さな中空のプラスチック部品、ビデュールが入っています。2シャンパーニュでは、ティラージュは収穫の翌年1月1日より前に始めてはなりません。3

  2. 02

    プリーズ・ド・ムース:泡が生まれる

    瓶は約9-12 °Cのセラーで横に寝かされます。酵母が加えた糖を発酵させ、CO2は行き場がないためワインに溶け込みます。アルコール度数は約1.2-1.3度上がり、圧力の上昇は2か月以内に落ち着きます。4最終的な圧力は20 °Cで約6 barです。5,4この二次発酵をプリーズ・ド・ムースと呼びます。

  3. 03

    澱との熟成:時間が働く

    糖を使い切ると酵母は死に、澱として瓶に沿って沈みます。澱はゆっくりと分解され(この過程を自己分解と呼びます)、ワインに成分を放出します。6ある総説は、それらの成分を泡立ちと風味に結びつけています。7シャンパーニュは出荷前にティラージュから最低15か月、ヴィンテージのシャンパーニュは最低36か月寝かせなければなりません。3,8トラディショナル方式についてのEUの最低基準は、澱とともに9か月です。9

  4. 04

    ルミュアージュ:沈殿物を瓶の首へ

    澱を取り除く前に、澱を瓶の首に集めなければなりません。ルミュアージュでは、各瓶を1回に1/8または1/4ずつ、合計約25回回し、首を下にして立つまで傾けていきます。10シャンパーニュ委員会によれば、木製のピュピトルで手作業で行うと4-6週間かかります。ジロパレットと呼ばれる機械は約500本入りのケージを一度に回し、約1週間で済みます。10

  5. 05

    デゴルジュマン:栓が飛び出す

    沈殿物は王冠の上にたまっています。デゴルジュマンでは、瓶の首を約-27 °C(UMCは約-25 °Cとしています)の冷却液に浸し、沈殿物を長さ約4 cmの氷の栓に閉じ込めます。11,12王冠を外すと、瓶の中の圧力が氷の栓を押し出します。11,12シャンパーニュでは、これはティラージュから12か月より前に行ってはなりません。3,8

  6. 06

    ドサージュ、コルク、ミュズレ

    デゴルジュマンで空いた分はリキュール・デクスペディシオンで満たします。これは通常、サトウキビ糖をワインに溶かしたもので、ドサージュをしないワインには同じワインを補います。13,14ブリュットの場合、75 clの瓶に約1 clを加えます。13その糖分が、ラベルの甘辛度表示を決めます。9次にコルクを打ち、針金のケージであるミュズレで固定し、瓶を振ってリキュールを混ぜます。15,16

ポイント

  1. 二次発酵は、店頭に並ぶのと同じ瓶の中で行われます。
  2. ティラージュの糖がガスになります。20 °Cで約6 barです。
  3. シャンパーニュはティラージュから最低15か月、ヴィンテージのシャンパーニュは最低36か月寝かせます。
  4. ルミュアージュで澱を瓶の首に移し、デゴルジュマンで氷の栓とともに排出します。
  5. ドサージュが甘さを決め、コルクとミュズレが圧力を保ちます。

確認テスト

1瓶内の二次発酵を始めるものは何ですか?

2ルミュアージュは何のために行いますか?

3デゴルジュマンの前に瓶の首を凍らせるのはなぜですか?

関連項目

出典

  1. Comité Champagne (champagne.fr). Bottling and second fermentation
  2. Union des Maisons de Champagne. Tirage or bottling the blended wine
  3. Cahier des charges de l'AOP « Champagne » - modifications approved by the INAO national committee on 11 September 2024 (national opposition procedure text) (2024-09-11)
  4. Union des Maisons de Champagne. Second fermentation (capturing the sparkle)
  5. Comité Champagne / champagne.education. L'élaboration du Champagne (fiche) (2024)
  6. Comité Champagne (champagne.fr). Maturation
  7. PubMed. Torresi S, Frangipane MT, Anelli G. Biotechnologies in sparkling wine production. Interesting approaches for quality improvement: a review. Food Chem 2011;129(3):1232-41. doi:10.1016/j.foodchem.2011.05.006 (2011-12-01)
  8. Cahier des charges AOP Champagne, proposed modifications approved by INAO national committee 18 June 2026 (2026-06-18)
  9. EUR-Lex. Commission Delegated Regulation (EU) 2019/33 (consolidated text), Articles 47, 48, 49, 53, 54 and Annex III Part A (2023-12-08)
  10. Comité Champagne (champagne.fr). Riddling
  11. Comité Champagne (champagne.fr). Disgorgement
  12. Union des Maisons de Champagne. Disgorgement
  13. Comité Champagne (champagne.fr). Dosage
  14. Union des Maisons de Champagne. Dosage
  15. Comité Champagne (champagne.fr). Corking, shaking and final inspection
  16. Union des Maisons de Champagne. Corking and muselage

事実確認日 2026-10-20