グラス
背が高く、ボウルがゆったりし、口がすぼまったグラス
シャンパーニュ委員会は、ワインが香りを表現し泡が育つよう、ボウルがゆったりとして上部がすぼまった背の高いグラスを推奨しています。1,2この形は、細いフルートと広いクープの中間にあたります。
フルート、クープ、ワイングラス
この推奨には研究による裏付けがあります。最初の15分間、フルートの縁付近の気体CO2はクープの上のおよそ2-3倍でした。口が狭いためにガスが集中するからです。3クープではワインの液面が低いため、縁に近い部分の液体はほとんど動きませんが、フルートでは泡がワイン全体をかき混ぜます。4詳しくはフルートかクープかをご覧ください。
刻印入りのグラス
グラスの底にレーザーで点を刻み、常に泡が発生する起点としたものがあります。ランスのシンポジウムで発表された論文では、1点の刻印は1本の泡の列を生むだけでワインを混ぜませんでしたが、50点を輪状に並べた刻印はグラス全体を混ぜ、液体の速度は最大約9 cm/sに達しました。4活発で途切れない泡の列を好むなら、布の繊維が残っていないグラスでも、刻印入りのグラスならそれが得られます。
洗浄と乾燥
シャンパーニュ委員会は、泡の発生に支障が出ないよう、グラスを洗剤を使わずに湯で洗い、自然乾燥させるか綿の布で拭くよう勧めています。1,2実のところ、ほとんどの泡は布が残した繊維から生まれます。5泡はどのように生まれるかをご覧ください。
関連項目
出典
- Comité Champagne (champagne.education). Factsheet: Champagne Service (EN) (2024)
- Comité Champagne (champagne.education). Store and serve Champagne (web page)
- PLOS. Liger-Belair G., Bourget M., Pron H., Polidori G., Cilindre C. Monitoring gaseous CO2 and ethanol above champagne glasses: flute versus coupe, and the role of temperature. PLoS ONE 7(2): e30628. DOI 10.1371/journal.pone.0030628 (2012-02)
- PSFVIP-10 proceedings (Università di Napoli Federico II). Beaumont F., Liger-Belair G., Polidori G. Flow visualization in engraved champagne tasting glasses. 10th Pacific Symposium on Flow Visualization and Image Processing, Naples, paper 60 (2015-06)
- European Physical Society / EDP Sciences. Liger-Belair G., Jeandet P. Effervescence in a glass of champagne: a bubble story. Europhysics News 33(1): 10-14. DOI 10.1051/epn:2002103 (2002-01)
事実確認日 2026-10-19