モスカート・ダスティ
甘口、弱発泡、4.5-6.5% vol
モスカート・ダスティは、アスティDOCGの甘口の弱発泡ワインで、20 °Cでの圧力は2.5 bar以下です。1実アルコールはわずか4.50-6.50% volですが、総アルコールは11.00% volに達しなければならないため、ブドウの糖の多くが残ります。1
何が違うのか
モスカート・ダスティは、アスティ・スプマンテと同じアスティDOCGで、モスカート・ビアンコ(ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン)から造られますが、規則によって別のワインになっています。
| モスカート・ダスティ | アスティ | |
|---|---|---|
| 圧力 | 20 °Cで2.5 bar以下 | スプマンテ(発泡性) |
| 実アルコール | 4.50-6.50% vol | 6.00% vol以上 |
| 総アルコール | 11.00% vol以上 | 11.50% vol以上 |
| 甘辛度 | ドルチェ | パ・ドゼからドルチェまで |
出典:アスティDOCGの生産規則(ディシプリナーレ)。1
圧力と区分
20 °Cで1-2.5 barの圧力は、EUの区分ではスパークリングワインではなく弱発泡性ワインにあたります。2,1区分の一覧はEUのスパークリングワインの区分を、圧力全般については圧力をご覧ください。
甘さとアルコール
総アルコールは、実アルコールに、残っている糖からまだ生じうるアルコールを加えたものです。実アルコールが6.50% volを上限とし、総アルコールが11.00% vol以上であるため、ブドウの糖の大部分は発酵せずに残らなければなりません。リキュールを一切加えずに甘口になるのはこのためです。規則はその甘辛度をドルチェとしています。1法定の糖度表示については甘口のスパークリングワインをご覧ください。
ヴェンデミア・タルディーヴァ
ディシプリナーレにはモスカート・ダスティ・ヴェンデミア・タルディーヴァというタイプもあります。これは最低1年熟成させるスティルワインで、スパークリングワインではまったくありません。1ヴェンデミア・タルディーヴァをご覧ください。
関連項目
出典
- Regione Piemonte. Disciplinare di produzione DOCG Asti (2025-01)
- legislation.gov.uk (copy of EU OJ text). Regulation (EU) No 1308/2013, Annex VII Part II (categories of grapevine products), original version as adopted (2013-12-17)
事実確認日 2026-10-19